2025/06/11
6月5日(木)まちの先生企画講座2「手作りこうじで健康的な食事を!」2回目「醤油こうじを作って簡単ご飯」を石狩市花川北コミュニティセンターで開催しました。講師は井村淳子さん、受講者は26名でした。
2回目で顔見知りということもあり和気あいあいの雰囲気で先生の挨拶から始まりました。
前回同様、テキストでは米2合の量で表示していますが、実習では5合釜の場合で説明します。生徒は5人ずつのテーブルに分かれて受講しました。
最初は醤油こうじ作りです ― レシピ――200gで表示
材料を紹介し、今朝仕込んだ「醤油こうじ」を皆に見せてくれました。
ツブツブをブレンダーで潰したものを今日の材料にしました。
【ポイント】
・材料は乾燥こうじを使います。
・醤油は添加物のないものを使います。6種類を紹介。
・温度は60度以上の温度だと多くの酵素が失活しますので注意。
・常温発酵の場合は道具全て消毒します。
・温度により出来上がり時間が変わります。
次は簡単ごはん作りに移りました。
〇きのことひじきの炊き込みごはん――レシピ――
【材料】米2合 まいたけ1パック ひじき5g 醤油こうじ 大さじ2
【つくり方】
①米を研いで浸水しておく。
②ひじきは水で戻してざるに上げる。
③まいたけはほぐす。
④浸水した米に醤油こうじを入れて混ぜ、まいたけとひじきをのせて炊く。
事前に用意してあった①に④の作業をした後5合釜3台を早焚きでセットしました。
〇きゅうりとわかめの酢のもの――レシピ――
【材料】きゅうり2本 醤油こうじ 大さじ1 酢 大さじ1 砂糖 小さじ1
【つくり方】
①わかめはお湯で戻す。
②きゅりはうすく千切りにする。
③材料はすべて混ぜ合わせる。ポリ袋でよくもみこむ。
主婦の皆さん、手際よく料理が進みます。出来上がったのは、持ち帰りとして人数分小分けしました。
〇かきたま汁――レシピ――
【材料】
・水 600㏄ 醤油こうじ 大さじ3 小ねぎ 適量 卵1個 片栗粉大さじ1を水大さじ2で溶いたもの
【つくり方】
①卵は溶いておく
②鍋に水と醤油こうじを入れて沸騰させる。
③沸騰したら、かき混ぜながら水溶き片栗粉を入れる。
④溶き卵を細く流しいれて火を止める。
⑤お椀によそって小ねぎを散らして頂きました。おいしいの声が上がりました!!
〇炊き込みご飯が炊きあがるまでの時間を利用して講師からの話を伺いました。
・こうじも醤油こうじも発酵食品なのでいわばダブル発酵の力です。
・醤油の代わりに使うとより旨味が出る
・甘味・旨味があるので色々な使い方ができ、醤油の量(塩分)が少なくてすむ
・こうじは何故体にいいのか?発酵ー栄養素・酵素を生み出す。ビタミンB群は代謝UPの働き、食材に入れると柔らかくなるり、消化酵素の働きで肉の分解を促進するので、体(消化器官)の負担も軽くなる。
・自分は風邪をひかなくなりました。よく眠れるようになりました。咳・喘息のアレルギーも改善、子どもの頭痛もちも改善された。
・これらの体験から皆様の役に立てばと思い料理教室もやっています。
そうするうちに、炊き込みご飯も炊きあがり、醤油とまいたけの香ばしいが漂い食欲をそそります。各テーブルに分けて、おのぎりにして持ち帰りました。
次回は玉ねぎこうじですと伝えて、今回の講座を終わりました。
アンケートからいくつか紹介します。
「醬油こうじがカンタンに作れて、体にいいことたくさん聞いて勉強になりました。これからも使っていきたいと思います」
「こうじの効能も聞けて改めてこうじが体に良いものだと思いました。今回も手軽にできる料理ばかりだったのでためしてみたいと思いました」
「前からこうじが気になっていて今回講座に参加させていただいて家でも早速やって見たいと思いました。しょうゆこうじとってもおいしかったです」
「かきたま汁は適度の甘味がありとても食べ易い味でした。家でもこうじを作って食べたいと思いました」
「本日も大変勉強になりたのしかったです。前回のこうじと違い又料理で使うのが楽しみです」
〇今回もみなさん大変満足されたようです。醤油こうじは醤油の代わりにもなり、レシピが広がると好評でした。次回「玉ねぎこうじ」も期待できます。