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主催講座11「石狩湾新港30年のあゆみと展望」第2回「石狩湾新港エリアの見学学習」

2025/11/12

 11月4日(水)主催講座11「石狩湾新港30年のあゆみと展望」2回目は図書館発着で石狩湾新港エリアの見学学習として開催しました。講師は石狩湾新港管理組合の佐々木大地さん、受講者は35名でした。
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                   *開講挨拶山田委員長

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                 *石狩湾新港管理組合 佐々木さん

 石狩湾新港管理組合から佐々木さん・高木さんの2名が乗車し、佐々木さんのバスガイドで新港エリアの主だったところを車窓から見学した後、ホクレンパールライス工場とエース運輸倉庫の2カ所を視察見学する行程でした。
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      *バス巡回経路~ 見学ルート図

 南2・3丁目(ニトリ石狩DC)出発してすぐ目に入ったのはニトリ配送センターです。道内最大の平屋物流センタ―で保管に加え修理・再出荷機能を備え、港利用の増加と相乗効果を創出している。ニトリの隣接地にはヨドバシカメラが用地を取得している。
→東2丁目(マテック新工場)→中央ふ頭(エネルギー貯蔵タンク群)→花畔ふ頭船溜まり駐車帯で止まり車内から洋上風車群・コンテナヤード見学)→左手にライジングサン会場→銭函5丁目(冷凍冷蔵倉庫・東洋水産)→銭函4丁目(小樽地区新規造成エリア)→西3丁目(機械金属協同組合)→西1丁目(運送事業協同組合)→西1丁目(協同組合新港卸センター)→中央1丁目(さくらインターネットほか)→南2丁目(コストコほか)(イオン石狩DC) ほぼ石狩湾新港エリアを一周しました。

《概要》
 石狩湾新港地域は、北海道の物流、エネルギー、再生可能エネルギー、データセンターの集積において重要な役割を果たしている地域です 。 
地理的特徴として、札幌中心部から約15km、車で約30分の至近距離に位置し、3,000ヘクタールの広大な工業団地には770以上の企業が立地し、2万人以上が働いています 。 
物流面では、北海道で2番目に大きいコンテナ取扱港であり、韓国航路の週3便の定期コンテナ船が寄港しています。主な輸入貨物は家具(ニトリ向け)や食肉、輸出貨物は水産品(ホタテ)となっています 。 
 エネルギー分野では、北海道ガスと北海道電力のLNG受入基地があり、札幌圏へのエネルギー供給を担っています。また、洋上風車14基を含む35基以上の風車が稼働し、太陽光、バイオマスなどの再生可能エネルギーも集積しています 。
 データセンター事業も急成長しており、さくらインターネットを始め、複数の企業が集積しています。AI やスマートフォンの普及により、今後さらなる需要拡大が見込まれています 。 
 主要企業としては、ニトリ、東洋水産、アークス、イオン、花王などが立地し、物流センターや食品製造拠点を展開しています 。 
 特筆すべきは、この地域が石狩市の税収の半分以上を生み出す「市のエンジン」となっていることです。石狩市は、この地域の多様な産業集積を活かしたまちづくりを推進しています 。 12月には新設道路の開通による物流効率の向上、データセンター集積ゾーンの拡大、商業施設の誘致など、さらなる発展が期待されています 。
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          *ニトリ

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         *スクラップ船

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         *タンク群

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         *ガントリークレーン

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         *小樽造成エリア

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          *DCセンターエリア

◎ホクレンパールライス工場見学
 ホクレン本間さんの案内でホールでVTR映像を視聴したあと、パールライス工場施設の見学をしました。ファンファクトリー=体感型工場として消費者に広く解放されており、学校の学習にも多く利用されています。お米一俵(60㎏)収穫するのに必要な面積は?の質問には玄関ホールに1アール(10m×10m)の広さが色分けされており、6t・12t精米タンクが床に立って理解できるなど、随所にわかりやすく学習できる仕組みがあり、安全安心な製品を消費者に届ける仕組みもよく理解することが出来ました。最後におみやげもいただき参加者はニコニコで後にしました。
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      *見学の様子

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     *色分けされた1アールの広さ

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         *12tタンクの大きさ体感

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     *お米パッケージも色々あります

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         *最後におみやげをいただきました。

◎株式会社エース 今日最後の見学場所はエースさんの物流倉庫です。
案内は林さん。創業者の林社長の夢は日本全国にエースの物流ネットを作り上げること。
エースの仕事はメーカーから仕入れた倉庫からコンビニやスーパーに商品を届けています。24時間荷物の出し入れができる機械が欲しいので無人フォークリフトを導入した。ニチユ(三菱製)を3台初めて導入し、来月からは新型を4台導入する予定で試運転中のものを見学しました。新型はカメラを装着しトラックからの出し入れも可能で、荷物ラックも移動式という優れた機能を持っています。機械はドイツ製、制御は中国製とのこと。高さも6.5Hまで可能です。
1台あたりの価格は通常のフォークリフトの3倍と高価ですが、24時間稼働の場合15人区必要なので、慢性の人手不足対応の切り札とのことでした。
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     *エース林さんからの説明 

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     *初代無人フォークリフト

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        *新型無人フォークリフト

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      *稼働棚の前で見学の様子

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     *ここで見学終了

最後に受講者からの寄せられたアンケートを紹介します。
「工業団地の全体をガイド付きで見学できたのはとても良かったです。パールライスの映像説明で安全製品の工程が理解できたのもよかった。エースの先端技術にも感動した。とても良い講座でした。」
「非常に良い企画で楽しかった。①広大な敷地全体の周回②主要施設等を説明付きで③説明がコンパクトで判り易い④進行管理組合の方の説明も現場を知っていただけに実に判り易い説明であった。エース、今の企業の最先端を見せて頂きありがとうございました。」
「新港に700もの企業があるとは知りませんでした。ほかの企業、工場など機会があればまた参加したいと思いました。」
「港と工業団地について、より知見を深めることが出来ました。」




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