令和7年5月15日(木)まちの先生企画講座3『ペーパークラフト小物づくり』の第1回「小さなカゴづくり」を石狩市民図書館研修室1で行いました。今回の講師は朝倉留美子さん、受講者は11名でした。
今回の材料は幅5〜20mm、厚さ1-2mmで帯状のクラフトテープで、何種類かの色のついたテープが用意されていました。受講者は工作道具としてハサミ、鉛筆、定規、ボンドと洗濯バサミ5個などを各自が持参してきました。



朝倉さんから小さなカゴの作り方について以下の説明があり、各自が取り組みました。
1.カゴの底部分
・幅1cm、長さ約45cmのクラフトテープ8本を使用し、まず2本を真ん中で折って折目をつけ、折目の部分を十字状になるようにボンドで貼りつける。残りの6本もできるだけ均等になるように中央部を貼り付けて底の骨組みを作る(写真参照)。

・次に、ヒモ状の細くて長いテープ2本を重ねて底の中央部に貼り付ける。まず、1本目のヒモを底の8本のクラフトペーパーの下と上を交互に通し、次いで2本目のヒモを追っかけるように時計回りの方向で、交互に上と下にしっかりと通して行く。「追っかけ織」という(以下の2枚の写真を参照)。


・追っかけ織で底の直径が10〜11cmになるまで続けて行く。
2.カゴの横部分
・底の直径が10〜11cmになったら、外にはみ出している8本のクラフトペーパーを底から直角状に上に立ち上げる(写真参照)。


・直角状に立ち上げたクラフトペーパーの周りを幅約1cmのテープで内側と外側を交互に通して巻いて行き、横の1段目を作って行きます。2段目は別の色のテープを使い、同じようにクラフトペーパーの内側と外側を通して巻いて行きます(写真参照)。必要に応じて洗濯バサミで押さえます。

・横が6〜7段目になるまで重ねて行きます。一番上には別の色の幅約1.5cmのテープを巻き、直角状に立ち上げたクラフトペーパーの残りの部分を下の横部分の内側と外側に差し込んで押さえて行きます。
3.取っ手をつけて完成
・最後に幅の広いテープで取っ手をつけて、無事、完成です。


時間が足りなくて10分間延長しましたが、大部分の受講者は未完成のままで終了しました。自宅に持ち帰って完成させるか、あるいは次回の講座で残りの制作を続けて完成させるかにすることになりました。
受講者の皆さんは言葉少なく真剣にカゴづくりに取り組んでいました。行き詰まった時は周りの人や講師に尋ねながら作業を進め、結果として大変楽しんでカゴ作りを行なっていました。
最後に、受講者の感想や意見のいくつかを以下に紹介します。
「はじめての体験で楽しかったです。もう少し時間的に余裕があったらと思いました。前もって準備されていて、ありがとうございました」
「大変楽しく過ごさせて頂きました。初めてだったので苦労しました」
「久々に指先の運動したような感じをしています。交流を含めて来て本当に良かったと思いました」
「初めての体験でしたが、なれないせいか、時間がなくて、次回の宿題です。よろしくお願いします」
「時間が少なかったと思います。でも楽しかったです。ありがとうございました」
「時間が少したりなかった」
「完成できなかったのが残念です」