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主催講座1「家庭菜園で美味しい野菜をつくるこつ」

2023/04/22

 4月21日(金)主催講座1「家庭菜園で美味しい野菜をつくるこつ」の第1回「家庭菜園のポイント『輪作と施肥について』」を石狩市花川北コミュニティセンターで開催しました。講師は、元拓殖大学北海道短期大学教授で大道技術士事務所代表の大道雅之さん、受講者は37名でした。
 大道さんは、29年間道職員を務められ、その後の15年間は拓殖大学北海道短期大学に所属されたそうですが、道職員時代平成11年から13年までの3年間農業改良普及員として石狩地区を担当されていたそうです。
 お話の前に、サッポロさとらんどで行われている市民農業講座「札幌農学校」と家庭菜園での野菜作りの参考書として北海道農業改良普及協会発行の「北国の野菜づくり49種」と云う本が紹介されました。
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 また、石狩落花生研究会や石狩のさつまいも生産農家とも関わっていらっしゃるそうです。
 本日のお話は、今年こそ美味しい野菜を収穫するための3つのポイントについてです。
1.堆肥をやり過ぎない!
2.肥料をやり過ぎない!
3.適期に植える!輪作をする!

 以下はお話の概要です。
1.堆肥をやり過ぎない
堆肥を施す基本量は、2g/1㎡(スコップ半分ほど)。ただし、施設野菜は多め。堆肥には肥料分があることを忘れないこと。
※堆肥や肥料は入れすぎると元に戻せない。
1)堆肥を知ろう!
◇主な堆肥の種類と留意点
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◇堆肥の施用と窒素減肥料(堆肥の窒素分を基肥から差し引く)
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2)野菜の生育に適した土を知ろう!
◇土壌酸度(酸性とアルカリ性)
・酸性に弱い野菜ーほうれんそう、えんどうー適PH6.5~6.8
・酸性にやや弱い野菜ートマト、ナス、ピーマン、きゅうり、メロン、キャベツ、レタス、ネギ類、マメ類ー適PH6.0~6.5
・酸性に強い野菜ージャガイモ、さつまいも、しょうがー適PH5.5~6.0
※PH(ペーハー、ピーエッチ)とは
水素イオン濃度指数(酸性度またはアルカリ性度を計る尺度)で、数値は 0~14まであって基準となる中性が7、1に近いほど酸性が強くなり14に近いほどアルカリ性が強くなる。
◇EC(電気伝導度)
土壌中に存在している肥料分の含有傾向を数値で表したもの。
◇腐植
土壌中に供給された有機物、植物残渣や微生物遺体、微生物の利用残渣などで、理想は5%以上。
腐植物質は、土壌の保肥力や緩衝能・団粒化に大きな影響を与える重要な物質、地力と大きな関係がある。粘土と腐植の複合体が地力。
◇土性
土壌鉱物は、その大きさにより礫、砂、シルト、粘土の4種類に分類される。直径2㎜以上の礫を除いた砂、シルト、粘土の混ざり具合を「土性」という。
作物栽培に最適な壌土は、砂と粘土が半々に混じる土で、少量の水で湿らせて人差し指と親指でこね合わせると鉛筆くらいの太さに出来る状態。

2.肥料をやり過ぎない!
◇施肥の目安(基肥料g/㎡)
販売されている肥料で、例えば8・8・8と表示されていれば、窒素、リン酸、加里がそれぞれ8%入っていると云う意味。
※目安として手のひら一杯がおよそ80g、握りしめると40gくらい。
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※キュウリやナスはやや多め、カボチャはやや少なめが良い。
※トマトやキュウリは生殖成長と栄養成長のバランス加減が難しい。
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※タマネギはリン酸を多め。
※ネギは、培土の時に追肥する。
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※アスパラガスは雪解け後に施肥するのがポイント。収穫は植えて2年目は10日間くらい、3年目は2週間、4年目を過ぎると1か月間くらい可能。

3ー1.適期に植える(路地栽培)
◇道央地帯における主要野菜の播種時期・定植期・収穫期の目安。基本的には、降霜の恐れが無くなってから。
※暖める(土、外気、風)対策(マルチ、トンネル、不織布)を講じれば多少早く植えることができるが、あまり早く植えないことが肝心。
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※ホウレンソウは品種によって播種時期が異なる(時期を違えると花が咲く恐れがある)。
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3-2.輪作をする
◇同じ科の植物は病害虫が同じ事が多い。
※科名が変わることもあるーホウレンソウは前はアカザ科とされていたが今はヒユ科。
◇野菜の性格を知り、連作を行わない。
◇同じ圃場に植えない期間の目安
・連作可能(病害虫が多発しないかぎり連作をしたほうがよい)ーネギ類
・同じ圃場で作るのは2年あけるーアブラナ科(ダイコン、カブ、白菜、キャベツ、コマツナ、ブロッコリー等)
・同じ圃場で作るのは4年あけるーナス科(ナス、トマト、ピーマン、ししとう、ジャガイモ等)、ウリ科(キュウリ、スイカ、カボチャ、ズッキーニ、ウリ、メロン等)
・同じ圃場で作るのは4年以上あけるーサヤエンドウ、ゴボウ等
◇作付け例
作物を作る場所を毎年変えること。
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 以上が本日のお話の内容ですが、受講された方々は、大道さんが言われた注意点に留意して美味しい野菜を作っていただきたいと思います。
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 最後に受講者のコメントをご紹介します。
「今までは肥料をやりすぎていました。大変よくわかりました。今後はいろいろためしてみます。次回をたのしみにしています。聞きたいことがたくさんありましたです~」
「PHを計る方法(簡単な)の説明がいただきたい。肥料の施肥の目安、露地野菜の定植時期については大変参考になりました」
「野菜づくりに挑戦する為に必要な知識を教えて頂きありがとうございました。来月迄に畑を起こしておこうと思いました」
「堆肥は畑全体に撒くのか、その畝だけでもよいのか。トマト、キュウリ等苗物はその穴だけでよいのか。石灰の撒き方。牛糞と馬糞の違い」
「狭い畑で毎年作っているので今までのやり方で良かったのかと思い受講してみました。アブラナ科とかウリ科の区別ができただけでも良かったです。観点をかえ違う作物を取り入れながら輪作を楽しみたいと思います」
「家庭菜園の名のもとに参加しましたが、レベルが高く本格的な畠仕事なので身近な情報は得られません(でした)。コンポストの肥料。ニンニク、ニラ、ネギ、アスパラは植えかえるべきなのか。芽の出た玉ねぎの植え方。乾燥材は、肥料として畠にまいて良いのか。肥料のほとんどはチッソ、リンサン、カリは配合されています。ありがとうございます」
「小さな庭だけど今年は肥料のことを考えてトマト、キュウリ、ピーマンなど植えてみようと思います。次回も楽しみにお話をお聞きしたいと思います」






 



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