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主催講座3「菅井貴子さんの気象学講座」

第1回「気象から見た北海道の魅力と道民性」

2017/05/20

5月13日(土)主催講座3「菅井貴子さんの気象学講座」の第1回「気象から見た北海道の魅力と道民性」を花川北コミュニティセンターで行いました。講師は、気象予報士でUHBお天気キャスターの菅井 貴子さん、受講者は51名でした。
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菅井さんは「みなさん、こんにちは、今回3回にわたってお話をさせて頂きますが、気象予報士は地元のみなさんに育ててもらうものだと思っています、私も質問を受けながらみなさんから色々学ばせて頂きたいと思います」「気象予報士は、道内に500人、全国に9,000人いますが、私はその中で日本一だと自負しています。と云っても九州まで赴任したことがあって移動距離が日本一ということですが」と会場の笑いを誘ってお話を始められました。

「私と北海道とのおつきあいは、大学の自転車部で北海道に来てからです。その時の人々のあったかさにすっかり北海道が好きになりました」
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以下は、お話の概要です。

◇北海道では、季節はどこから始まるか
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◇旧石狩市の気温
最高気温―34.6℃(94年8月9日) 最低気温―マイナス23.1℃(2001年1月15日)
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◇気候の多様性
北海道には気候多様性がある。
・北半球のすべての気候が現れる
・天候特性の地域差が大きい
・気候を軸とすると面積以上に広い
平均気温が低いのは上士幌町で高いのは松前町、その気温差は九州と東北の差に匹敵し北海道の気候は本州の気候を凝縮したような形。
日照時間が多いのは池田町(日本一と称している岡山より多い)、少ないのは稚内
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◇北海道の気候を作っているのは、海水温の異なる3つの海。
日本海―暖かい⇒雪が多い。夏は暑さを和らげる
太平洋―東へいくほど冷たい⇒霧が発生
オホーツク海―海水温が低い⇒東風が吹くと冷やされる
・石狩・空知・上川地方は、冷たい東風は山が遮り、夏は南風による霧も千歳あたりまでで暑くなり米作地帯となっている
・道南は、東風が吹くと寒いので、冷害が発生しやすい
・涼しい地域では酪農が行われ、雪の多い地域では果物が作られている
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◇植物も固有種が多い
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◇雪氷熱利用
利用できる条件は、十分な積雪があり、冬は寒く、夏が暑いこと
・雪氷熱エネルギ―活用が進む沼田町の気象条件を見ると⇒少雪年でも雪の確保が可能、夏は高温
・雪氷熱利用のブランド効果
通常貯蔵米が平均376円/㎏のところ沼田町雪中米は平均565円/㎏
通常貯蔵じゃがいもが平均73円/㎏のところ洞爺湖町産雪中貯蔵じゃがいもは平均130円/㎏
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◇温暖化の影響―温暖化は北海道には追い風
・水稲栽培可能地域がひろがる
・小麦、大豆、小豆の収量は、2割近く増加
・甜菜、馬鈴薯は、現状維持
・寒冷地用牧草は、増収
・農業用水は確保できる
・近年は北海道でマンゴ―栽培が行われている(季節逆転栽培で冬に出荷)

◇北海道にないもの(これも北海道の良さ)
・春にないもの⇒スギ花粉、強風被害
・夏にないもの⇒梅雨、猛烈な暑さ(高湿度)、台風、水不足(雨は少ないが融雪水がある)、ゴキブリ
・秋にないもの⇒ないものはない
・冬にないもの⇒寒さ、道東は雲がない(天体観測、宇宙開発)
※気象衛星「ひまわり」の画像は、江別市で受信している。

◆北海道はすごい!北海道は人間の大地(アイヌモシリ)
気候多様性が存在
・豊かな自然がある
・食やエネルギーの高自給率と潜在性がある
・水資源は、全国平均の3倍
・環境対応への高技術
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菅井さんは最後に「北海道にはまだまだ可能性がありますので、これからも気象の面から応援していきたいと思っています」とお話を結ばれましたが、横浜生まれながら北海道はすごいと言われる菅井さんのお話に私たち道産子は大いに元気づけられました。








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