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講座1「いま、ロシアと北極海がおもしろい」

第1回「『ロシア極東で生きる北海道の寒冷地技術』~北海道の寒冷地技術が脚光を浴びるわけ~」

2015/04/06

 4月3日(金)、いしかり市民カレッジの平成27年度最初の講座となる「いま、ロシアと北極海がおもしろい」の第1回「『ロシア極東で生きる北海道の寒冷地技術』~北海道の寒冷地技術が脚光を浴びるわけ~」を花川北コミュニティセンターで行いました。講師は、道銀地域総合研究所の加賀屋 佳史さん、受講者は46名でした。
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 「みなさん、おはようございます。おはようございますはロシア語でなんと言うかご存知ですか?」加賀屋さんは、先ずホワイトボードにロシア語(Доброе утро)を書きながらそんな言葉でお話を始められました。

以下は、本日のお話の概要です。

(1)いまのロシア極東
・近代的なビルが立ち並び商業施設もあるが、都会から少しはずれると田舎となる。

(2)いまのロシア
EUの制裁、原油安、ルーブル暴落など悪条件が重なっているが、市民は過去に耐乏生活の経験があり泰然としているようだ。

(3)ロシア極東について
・人口は約630万人(北海道の1.14倍)だが減少傾向(2009年646万人)で慢性的な働き手不足となっている。
・北海道からの直線距離は約450㎞で仙台(約530㎞)よりも近い。
・人口減少を食い止めるために投資が行われて大型プロジェクトが進行している。
ウラジオストク―APEC開催に合わせたインフラ建設。
サハリン―原油・天然ガス採掘の「サハリン・プロジェクト」外国資本の進出も多い。

ロシア極東では、道路、空港、港湾など交通インフラ整備や公共工事、商業施設建設のニーズの高まりなど市場としての大きさが期待できる一方、自国の建設技術の未成熟など課題もある。
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(4)北海道の寒冷地技術・製品とロシア極東について
他県より優位性のある北海道の寒冷地技術・製品は、北海道と気候・風土が類似しているロシア極東への販路拡大が期待できる。
◇ではそれに向けて何をすべきか
ステップ1
①多岐にわたる寒冷地技術・製品のニーズを現地調査により精査
②北海道の寒冷地技術・製品をPRし、ビジネスマッチングの為の商談会開催による販路拡大
③広告による北海道の寒冷地技術・製品の認知向上

ステップ2
ビジネス展開にはロシア側のビジネスパートナーとの提携が必須。

ステップ3
北海道の寒冷地技術・製品を一つの「パッケージ」としてビジネス展開する必要がある。
足の速い物(防寒日用品など、工具、住宅資材)―民間企業のニーズへ対応、短期的な視点。
足の遅い物(防雪柵、雪崩防止柵、凍結防止管)―公共事業など、中長期的な視点。

(5)北海道の寒冷地技術・製品のロシア極東における販路拡大実践例
2回の現地商談会・PR活動を実施(平成26年10月13日から10月17日、平成27年2月9日から2月13日)―道内企業8社が参加
この試みの事は、日本、ロシア両方のメディアに取り上げられた。
その成果
・参加企業4社とサハリンの建設会社が取引の基本合意。
・1社が住宅の外壁材を輸出することで合意。

(6)販路拡大についての今後の課題
①日本製品の品質は高いが、価格も高い
②安価な中国製、韓国製が出廻っている
③極端なルーブル安
価格問題を解決する一つの選択肢として、日露合弁企業の設立による現地生産が考えられる(これは、ロシア側からも要望があった)
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(7)北海道の寒冷地技術・製品のロシア極東における販路拡大の今後の展開
・道内企業が有する技術の強みや特性を活かして、足の速い製品、足の遅い製品・技術を「ワンパッケージ」として展開することで、短期的目標達成と中長期的目標達成を実現可能とする。
・現地での商談、打ち合わせと、ロシア側の個別招聘と云う2段階方式によるきめ細かな対応を実施するなど、道内企業の理解を促進し、両者の信頼関係を培ってプロジェクトの確実な実現を目指す工夫を継続的に行う必要がある。

 以上が本日のお話の概要ですが、加賀屋さんは節目節目で質問はありませんか、と問いかけながらお話を進められたので受講者とのコミュニケーションが良く取れた講座となりました。本日のお話を聴いて、北海道からは仙台より近いロシア極東に親しみが湧くとともに、その現地事情も良く分かり、今後ロシア極東に関するニュースに触れてもこれまで以上に理解がすすむのではないでしょうか。






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