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講座5 『北海道の野菜を学び、つくる』

第3回 「くるるの杜見学」

2013/08/01

 平成25年7月27日(土)講座5『北海道の野菜を学び、つくる』の第3回「くるるの杜見学」を行いました。案内役は元北海道花・野菜技術センター場長で現在ホクレン特任技監の塩澤耕二さんと「くるるの杜」特任技師の山口作英さん、受講者は26名でした。
写真1-塩澤講師.JPG
 前2回の講座は座学で野菜について学びましたが、今回は北広島市にある「くるるの杜」にバスで出かけ、実地研修を行いました。10:05公民館を出発、車中で受講者から野菜づくりについての質問があり、塩澤講師から丁寧な回答がありました。
いくつかを以下に紹介します。
質問1:トマトトーンは何年か保存できるか?
回 答:冷蔵庫の中であれば翌年も使用できる。
質問2:きゅうりやナスなどの病気がついたものは堆肥の材料に使えるか?
回 答:使えないこともないが、基本的には生ゴミとして捨てた方が良い。
質問3:秋遅く長ネギにべっとりと真っ黒くつく虫があるが、これは何か?
回 答:ネギにはあまり虫がつかないが、オオモンシロチョウの幼虫かもしれない。殺虫剤で除去できる。
質問4:アブラナ科で根にこぶのようなものが出来たが、何が悪いのか?
回 答:「ネコブ病」という病気でアブラナ科の連作で発生しやすい。特別な薬を使えば連作でも作れるが、基本的には出た畑では10年くらいアブラナ科を作らない方が良い。
質問5:トマトやシソなどで種をまかないのに自然に育ってきたものがあるが、食べても良いか?
回 答:食べても良い。むしろ、丈夫に育つかもしれない。ただし、F1品種と同じで、元々まいた種とは性質が少し異なってくる可能性がある。
質問6:畑全体の土壌改良が大変なので、穴を掘って一部を土壌改良した。きゅうりは問題ないようだったが、ナスは少し悪かった。原因は?
回 答:部分的に肥料をやって土壌改良をする方法は、浅く根が張るスイカやメロンなどの栽培に実際に使われている。ナスは根が深いので部分的な土壌改良ではダメだろう(肥料や水をこまめにやると育つ場合がある)。

 11:10くるるの杜に到着、最初にダイコンの収穫体験をしました。各自これはと思うものを引き抜き、大きいダイコンに喜び、また変わった形のものに驚きながら、楽しいひと時を過ごしました。収穫したダイコンはお土産として持ち帰ることができました。
写真2-ダイコンの収穫.JPG写真3-収穫したダイコン.JPG写真4-収穫したダイコン.JPG
 11:45~12:30は昼食時間、その後12:40から特任技師の山口さんから「くるるの杜」について説明を受けました。くるるの杜は、元ホクレンの実験農場であったところを使い、平成22年8月にオープンした。ここに「くる」と、育て、作、食、感じつながなど、食と農にまつわる、たくさんの「○○」を体験する場所ということで、命名された。体験圃場をはじめ、農畜産物直売場や農村レストランなどがあり、さらに1区画10坪程度の市民農園120区画も設けられている、とのことでした。
写真5-昼食風景.JPG
 その後、体験圃場に移って山口技師の説明を聞きながら様々な野菜栽培の現場を見学しました。タマネギ(レッドアイアリー、さらり、北もみじ2000などの品種)、調理用トマト(調理で加熱することによってリコピン吸収が増える)、さといも、ショウガ、オクラ(種を直播きして栽培)、スイカ、落花生、テンサイ(ビート)、春蒔き小麦、大豆(湯上がり娘、トヨムスメ、いわいくろ、音更大豆などの品種)、小豆、ブロッコリー、カボチャ、ニンジン(春カラシ、4年輪作)、アスパラ(全道でも自慢できる生育状況)、スウィートコーン、サツマイモ、ジャガイモなどが、圃場を4分割して4年輪作でつくられていました。8月の開園3周年記念に合わせて作られている「野菜のトンネル」やコンサドーレ札幌の選手が栽培している「コンサ・土・農園(コンサ・ド・ファーム)」も見学しました。
写真6-体験圃場で説明する山口技師.JPG
 オクラ、さといも、落花生については、塩澤講師が用意されたカラーの資料を使って同講師からさらに詳しい説明がありました。
◆オクラ:高温性作物なのでトンネル、マルチ栽培をする。10℃以下では生育が止まる。移植の場合は5月上旬に種を播き、5月下旬に畑に定植すると、7月下旬には収穫できる。開花後4、5日で収穫できる。収穫遅れは果実が硬くなる。写真のように非常にきれいな花が咲き、栄養価も高いので、お勧めの野菜である。
okura.jpg◆さといも:日本では縄文時代から栽培されている。高温性で低温には非常に弱い。毎年新たに購入した種芋をハウスやトンネルで催芽した方が良い(最低15℃を確保し、30日程度育苗する)。5月上旬に種を播き、5月下旬に定植すると10月上旬から収穫できる
◆落花生:高温を好み15℃以下では生育が緩慢となるので、トンネルやマルチ栽培する。5月上旬に3号ポリポットに種を1粒播種し、保温する。1週間程度で発芽するので、本葉が3枚になった時に(5月下旬以降)畑に定植する。9月上旬から収穫できる。売られている乾燥落花生と異なり、非常に美味であるので栽培をお勧めする。

 体験圃場の後、ハウス施設や栽培されているイチゴとトマトを見学、さらに小果樹園に移動してブルーベリー、ハスカップ、カーランツ(カリンズ)などを見学しました。

 見学終了後約50分間自由時間となり、それぞれ農畜産物直売所で新鮮かつ安価な野菜を買い求め、大変満足して帰途のバスに乗りました。

 バスの中でも新たな楽しみが待っていました。この講座の主担当である村山さんが用意されたクイズ、中国語で書かれた60種の野菜は日本語名で何になるのでしょうか、というクイズでした。例えば、①黄豆、②蕃茄、③豆芽、④苦瓜、⑤巻心菜、⑥洋白菜、⑦生菜、⑧玉米、⑨洋葱、⑩夢卜、⑪西葫芦など、皆さんも挑戦して下さい。解答はこのホームページ記事の最後に示します。
写真8-車中での野菜クイズ.JPG
 受講者の感想や意見として以下のようなものがありました。
・野菜の具体的な育て方についてのアドバイスで参考になりました。見学会もゆったりとした時間配分で良かったですし、また、自由時間もわりあいあって良かったです。有難うございました。畜産に関する講座の検討を希望します。
・3回シリーズで学び大変参考になりました。学んだことを参考にして野菜づくりに挑戦しています。くるるの杜で楽しいひと時を過ごしました。また、来年もこの企画を楽しみにしています。
・くるるの杜の売店には来たことがありましたが、農園を見て、説明を聞けて良かったです。家庭菜園をしていますが、野菜のことなど、畑作業に入る前の時期に第1回目と2回目の講座があればもっと良かったのにと思いました。
・ダイコンの収穫体験と土産が良かった。自己流で育てるより、きちんとした育て方をすると大きく、多くなることが判った。
・クイズ形式での野菜の読み方で、出発前の時間、帰りのバスの中での時間とも楽しく過ごすことができました。車内での質問に答えて下さった先生、そして会場を案内して下さった方、大変わかりやすく、おいしい空気の中で学びながら心身ともにリフレッシュできました。

 最後にクイズの答えを示します、①だいず、②トマト、③もやし、④ゴーヤ、⑤キャベツ、⑥キャベツ、⑦レタス、⑧とうもろこし、⑨たまねぎ、⑩だいこん、⑪ズッキーニ。字面を見てなるほどと思うものも結構あったはずです。漢字というものは便利ですね。

 今回も、家庭菜園をやっている人にとっては大変役に立つお話しと見学会でした。




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