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主催講座10「北海道のワインを知ろう!」

第1回「北海道とワイン」

2018/09/09

 9月5日(水)、主催講座10「北海道のワインを知ろう!」の第1回「北海道とワイン」を花川北コミュニティセンターで行いました。講師は、JSA認定ワインアドバイザーの酒本のぶ子さん、受講者は45名でした。

 最初はクイズ形式で始まったお話の概要は、以下の通りです。
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1.ワインとは
(   )を発酵させて造ったお酒⇒(ぶどう)
1)ワイン造りの歴史
紀元前2000年頃メソポタミアで書かれた「ギルガメッシュ叙事詩」がワインについて書かれた最古の文献と云われるが、近年、ジョージア(グルジア)でもっと古くから造られていたと云う説が有力視。紀元前3000年~1500年頃からエジプトでも造られたと云われ、庶民にも普及したのは、ギリシャ、ローマにワイン造りが伝わってから。
その後ワイン造りは、修道院を中心にヨーロッパ全土に広がる。
15世紀からの大航海時代には、ワイン造りは、スペイン・ポルトガルからチリ・アルゼンチンへ、フランスからアメリカへ広がった。
2)世界のワイン産地
世界のぶどう生産量は、約6,000万トン/年(2005年)でその80%がワイン用として使われている。
ワイン生産量ベスト3
2004年①フランス②イタリア③スペイン
2017年①イタリア②フランス③スペイン
1位と2位で2004年は全体の40%、2017年は30%を占める。

2.日本のワイン
1)日本のワイン消費量は、2005年2.5本/年間、2015年4本/年間で世界16位。一番は、ポルトガル
2)「日本ワイン」とは⇒国産ぶどうを原料とした果実酒
3)「日本ワイン」の生産量は、「国内製造ワイン(国産ワイン)」の約(   )%⇒( 20 )
4)生産量上位都道府県
①山梨②長野③北海道
5)ワイナリーの数
①山梨②長野③北海道で、①が3割を占めるが②③が急成長。
6)歴史
・1874年、甲府で本格的ワイン造りが始まる。その後、北海道、茨城、神奈川などでぶどう栽培、ワインの試験醸造が始まる
・1877年、勝沼(山梨県)に初の民間ワイナリー誕生
・1893年、川上善兵衛が新潟県に「岩の原葡萄園」を設立
・1926(昭和元)年には、山梨県のワイナリーは319軒になる
・太平洋戦争末期は強制統合により減少、戦後は甘味果実酒がブームに
・1960~80年代 第一期ワインブーム。東京オリンピック、大阪万博、海外旅行ブーム。地方自治体や第3セクターによるワイナリー設立
・1973年、「ワイン元年」 ワイン消費量が前年比162%となる
・1975年、果実酒が甘味果実酒を上回る
・1980年代、大手ワイナリーを中心に、シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨンなどヨーロッパ系品種の本格栽培が始まる
・2000年代、個人(小規模生産者)によるドメーヌ(自分の畑でブドウ作りからワイン造りまで一貫して行っている生産者)の進出。北海道、長野を中心に、ワイナリ―の設立が活発に
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3.北海道のワイン
1)ワイン産地
現在のワイナリー数は、34軒(2000年以降の設立が23軒)、2008年以降は毎年新ワイナリーが設立(大半が小規模)。新ワイナリーは、空知や余市を中心とする後志地方に多い。ぶどうの品種は、ヨーロッパ系品種が多い。本州に比べて、自社畑比率が高く、ドメーヌ型ワイナリーが多い。
2)歴史
・1876年、札幌の「開拓使麦酒醸造所」内の「開拓使葡萄酒醸造所」でヤマブドウによるワイン造りが行われ、開拓末期には札幌一帯でぶどう栽培が盛んになるが、その後は活発な動きなし
・十勝池田町の十勝ワイン「池田町ブドウ・ブドウ酒研究所」
1963年、町長丸谷金保氏が町内自生のヤマブドウに着目、全国自治体初の「酒類試験製造免許」を取得。職員を欧州に派遣するなど、本格的ワイン造りの先駆者となる。1964(昭和39)年、ヤマブドウで造った「十勝アイヌ葡萄酒」が「第4回国際ワインコンベンション」で銅賞を獲得。「清見」「清舞」「山幸」など寒冷地に強いぶどう品種の開発に取り組む。
・富良野市「富良野市ぶどう果樹研究所(ふらのワイン)」
1972(昭和47)年開設、猛暑、厳寒の中で優良で親しみやすいワインを造っている。
・民間ワイナリー小樽市「北海道ワイン株式会社」
1974年創業。純国産ぶどうにこだわって、ぶどう栽培、ワイン造りを開始。1979年に醸造を開始した鶴沼ワイナリーは、日本最大規模(447ha)でコストパフォーマンスの高い北海道ワインの提供を目指す。おたるワインとして、2018年、ロンドン「インターナショナルワイン&スピリッツコンベンション」で銀賞、銅賞受賞。現社長は、2代目蔦村公宏氏。
・2000年代~は小規模ワイナリー誕生
奥尻町―2008年、奥尻ワイナリー
函館―2012年、アーバンワイナリー
後志―2010年より蘇我貴彦氏(長野の老舗酒蔵、ワイナリーの次男)が余市町登地区でワイン醸造を開始。「ドメーヌ・タカヒコ」として全国にファンを持つ。その後この地には10軒ほどの小規模ワイナリーが誕生。2013年にワイン用ブドウの栽培面積が空知を抜いて道内1位になる。
空知―2012年、ブルース・ガットラヴ氏が岩見沢市で「10Rワイナリー」を創業。栗沢町には、近藤良介氏、中澤一行氏の「栗澤ワインズ」
・TAKIZAWA WINERY
滝沢信夫氏が2013年、三笠市で創業。後志の固有品種「旅路」を使った白とロゼのスパークリングワイン(発泡性ワイン)が人気。
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 以上のお話を聴いて、世界、日本、北海道でのワインの歴史と生産状況がよく分かりました。

 受講者からもたくさんのコメントが寄せられましたので、最後にそのいくつかをご紹介します。
「大変楽しいお話を聞けて、これからも生活に取り込みたいと思います。とても楽しみが増しました。札幌豊平峡トンネルの所にワインを造っている方がいて、大変美味しかったです」
「魅力あるテーマ、内容でした。昨年の日本酒シリーズに引き続き興味が湧きました。次回三笠に行くのも楽しみですが、北海道の魅力ある産物、観光としても注目!!質問コーナ―の応答は面白かった」
「ワインの歴史について勉強になりました。ワインの作り方、失敗したワインはどうなるのか、カビが出てきたら駄目なのか、栓を開けなければ何十年も保つのか、知りたい事が沢山あります。次回を楽しみにしています」
「ワインの歴史を、世界そして日本、北海道と順序良く説明している。ワインの事は全く無知だが一応歴史的な事は理解出来た。只、ワインの種類については覚えられない。今後予定される現地(ワイナリー)見学で、その実体を見て理解したいと思います。道内でも沢山のワイナリーが存在しているが、果たして皆経営規模(安定経営)がうまく出来るのか?その実体も知りたい。盛んになることは結構だが・・皆んな良い経営を期待している」













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