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開校2周年記念講座&市民カレッジ交流会

記念講座「これまでの石狩、これからの石狩」・市民カレッジ交流会

2011/02/25

  2月23日(水)開校2周年を記念して、記念講座と市民カレッジ交流会が行われました。

 記念講座は、市民カレッジ学長でもある田岡克介市長を講師として「これまでの石狩、これからの石狩」というタイトルで、花川北コミュニティセンターで行われました。受講者は、44名。

 なお、この講座は、えりすいしかりネットテレビさんによって、インターネットライブ中継されました。

 田岡市長は、4500年の石狩の歴史を短時間で話すのはなかなか大変です、と言いいながら講演を始められました。

toku2.JPG最初に、縄文時代から昭和53年頃までの石狩の様子を一つ一つ説明を加えながら映像で紹介されました。

 縄文時代の鮭捕獲用具である木製の抗列と柵(魞)が出土した紅葉山49号遺跡、安政年間の西蝦夷樺太道中記の絵図、明治9年市街図(人口890人、千人を超えたのは明治13年頃)、明治36年石狩厚田明細地図、明治39年石狩明細地図、昭和29年市街明細図(この頃は町はさびれていたが、開拓は進んだ)、昭和43年全町明細図(この作成は田岡市長が役場に勤められて最初の仕事だったとのこと、人口は1万人近くになった)、昭和40年代後半の新札幌団地、昭和53年頃の花川の風景など。

 次は、項目別の動向です。

 ・人口推移
昭和40年ころより右肩上がりで増加(他町村には例を見ない動向)している。

 ・耕地面積
大正7年より減少している。

 ・地目別土地面積
田畑を減らして、宅地、工業地が増えている。

 ・下水道・市道
40年で7倍の規模になった石狩は、その結果、下水道、市道などのインフラ整備費がかさむこととなった。

 ・財政状態
現在できるだけ歳出を抑えて債務を返済しているが、近年市税収入が減少している。

 ここまでが、「これまでの石狩」の状況で、この後、「これからの石狩」の話が始まりました。

 先ず、夢のある石狩湾新港についてのお話です。

 ・石狩LNG(液化天然ガス)基地
平成24年の稼働に向けて、北海道初の大型LNG輸入基地を建設中。

 ・石狩データセンター
国内大手IT関連会社「さくらインターネット(株)」による郊外型データセンターが平成23年秋完成予定。この施設は、冷涼な外気を空調に導入して、電力コストと環境負荷の低減を図るようになっている。

 ・物流センター
㈱あらたのツルハ北海道物流センターが平成23年8月稼働予定。石狩は、広大な新港後背地があるため、一次輸送から直接三次輸送へつなげることができる(二次輸送の必要がない)利点がある。

 ・リサイクル
新港地域には多くのリサイクル業者が集積している。

 ・道路
物流経路として国道337号につながる「道央圏連絡道路、地域高規格道路」が計画されている。札幌の生活系の油需要の35%を供給している石狩と札幌を結ぶ道路は非常に重要となる。

 このように、新港地域は、エネルギー、生活物資、リサイクル物資などを供給する基地の役目を果たすことができる。

 また、石狩湾新港はその地理的位置から、環日本海の国際物流拠点となることを目指している。

 環日本海の海外港の例として、大連港のコンテナヤード、サハリンⅡケーソン現場、ロシア・ワニノ(姉妹都市)港などが紹介されました。

 まとめとして、石狩湾新港地域については、石狩データセンターバレーを目指し、エネルギー供給を核とした総合特区構想(グリーン・コミュニティ・スマートグリッド)を提案している。

toku10.JPG次は、市民生活に関わりのある話題です。

 ・ふるさとの森
 厚田区の市有原野(200ha)を石狩のフィールド博物館として位置づけ、官と民が一体となり子供たちにも参加してもらって「ふるさとの森」として再生する計画を進めている。また、海と森との一体化も目指す。

 ・石狩こども未来館「あいぽーと」
平成23年4月1日にオープンで、未来に託す船と位置づけけている。

 ・フューチャースクール
 総務省の事業で紅南小学校をはじめ全国10の小学校で実施しており、ICT機器を活用して、お互いに教え合い、学び合う「協働教育」(フューチャースクール)を実現、実際にパソコンで市長室と結んで通話をしている。外国語教育や音楽教育に有効である。

 ・高齢者ICT事業
高齢者を見守り、生活支援をするシステム事業で、携帯電話のボタンを一つ押すだけで、相談や119番通報など、いつでも、どこでも高齢者の安全の確保と生活を支える見守りサービス。

 ・市民協働
すでに「森林ボランティア・クマゲラ」「地域食堂きずな」「ほわぽわ」「ファミサポ」「いしかり市民カレッジ」など市民団体と市との協働事業が行われており、多様な人材があるということは、石狩の強みとなっている。

 また、これは講演の最後の方で披露されたのですが、石狩は子供の数に対する先生の数の多さでは、全道で2番目である半面、自分の町で物を買わない町のベストテンに入るそうです。

このように明るい話題も多い半面、人口動向など厳しい面もあるようです。

 ・将来人口推定
平成22年の人口は6万人を割り込む結果となったが、25年後には5万人を割ることが予想される。水道施設などすでにあるインフラは小さくできないので、より少ない人数で支えなければならなくなる。今でも、水道使用量は3割減となっている。

 ・こども人口(15歳未満)
平成22年で8,182人のこども人口は25年後には3,600人減少すると予想される。

 ・高齢者人口(65歳以上)・高齢化率
平成22年に22.5%の高齢化率(全道で16番目に若い)は25年後には約38%になると予想される。

 この様な人口動向から、新しいものへの投資は将来に負担を残す恐れもあり、市の運営も過去の経験則ではやっていけないような時代になってきている。

 しかし、石狩は、今後も発展の予測される石狩湾新港を持ち、大都市の札幌に近いという地の利があり、市内には多くの人材がある、という強みをもっている。

 そして、田岡市長は最後に、数字を見れば厳しい状況であるが、皆で結集して、世界に発信し、発展して行きたい、そしてそのキーワードは、市民協働である、と結ばれました。

 90分と短い時間の中で、石狩の過去から現在まで、明るい話、厳しい話、そしてこれから進むべき道を、非常にわかりやすくお話頂いて大変感銘深い講演でした。

 受講者からも

「石狩の先史時代から現代、未来へと飽きることなくお話に引き込まれた1時間半でした。将来人口減が予想されることや、それにともなうインフラが過剰とならないよう整備に関する事も改めて考えさせられた。なんと言っても≪市民協働≫の精神ですね」

「少子・高齢化が進行し財政面にも予断を許されぬ現状の中でも、財源を引っ張る新港の発展が見込める等石狩の将来に夢を託したい」

「4,500年の歴史と将来について良い講演を聞きました。一年に一度は、市長の話を聞く機会があれば参加したい」

「大変参考になりました。特に石狩の未来に対する取り組みの一端を知る事ができ、心強く感じました。また。将来に対する高齢化、少子化、財政難の問題の掲示も非常に参考になりました」

「厚田区小谷地区で予定・計画されている≪ふるさとの森≫に期待しています。海と山が一帯となった資質の高い森づくりで、市民、小・中学校、近隣市町村とが交流可能な環境林を期待しています」

「人口減少社会にどう対応するのか、具体策を聞きたかった」

「パワーポイントでビジュアルな講座がとても良かった。市長の話もゆどみなく大変わかりやすかった」

「今日の講座は本当に良かった。石狩のこと、これからの方向性が開けて明るくなりました。シェアでも協力できることがあれば参加したいと思いました(がんばれ石狩!)です」

 等などの声が寄せられ、皆さん、今日のお話に大変勇気づけられたようです。

 記念講座のあとは、市民プールの2階に移動して、カレッジ生と運営委員との交流会が行われました。参加者は35名。

toku19.JPGのサムネール画像 講演された田岡市長も同席頂き、なごやかにお話しながら、宴たけなわには「てっぱん踊り」の披露などもあって、楽しく交流を深めた2時間でした。


toku.JPGのサムネール画像 


 

 

 

 

 


 




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